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お知らせ

花谷泰広×山本健一(黒戸尾根風紀委員会)企画!登山道保全ワークショップ@甲斐駒ヶ岳黒戸尾根

2024.04.24

こちらは、1泊2日コースのご案内です。日帰りコースのご案内は こちらからご覧ください。フルマークス契約プロマウンテンアスリートの山本健一さんと、トレイルランナー向けの登山道保全ワークショップを企画しました!これまで日向山で行ってきたワークショップを、なんと!日本三大急登の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根でやってしまうという、エクストリームな企画です。

黒戸尾根は降雨や凍結融解、そして、登山者、トレイルランナーによる踏圧の影響により、多くの箇所で登山道の崩壊が見られます。北杜山守隊は、この黒戸尾根の登山道整備事業を北杜市から受託しているのですが、登山口から作業現場までの標高差1,000メートル以上、コースタイム2時間半以上。その道を重い道具を担いで、数時間作業をしてまた2時間かけて下山。利用のスピードに、保全のスピードがなかなか追いつきません。

そこで!体力のあるトレイルランナーの皆さんのお力をお借りしたい! トレイルランナーの皆さんにも、登山道の課題や環境保全に関心を持っていただき、関わっていただきたい!そんな思いで、北杜市のお隣である韮崎市出身のアスリート、山本健一さんと企画しました。特別ゲストとして、なんと! 南アルプスと深い関わりのある、静岡市井川(現静岡市葵区)出身の山岳ランナー、望月将悟さんを招きます! 望月さんと一緒に黒戸尾根を歩き(走り?)ながら、登山道の環境保全を考え、語り、整備作業で汗を流す。とても貴重な体験になること間違いなしです。

実は北杜山守隊を立ち上げる前から、ふたりで「何とかしたいね」という話をしていました。
それがついに実現する形になります。

トレイルランナーの皆さん、もちろん体力自慢の登山者の皆さんも、ご参加をお待ちしております。

【実施概要】
黒戸尾根登山道にて「登山道の崩壊がなぜここまで進行してしまったか」「自然観察や人間の行動が及ぼす影響」を解説。参加者の皆さんと、自然の特性・人間の行動特性について考えます。その後、麓の山小屋「アグリーブルむかわ」で室内ワークショップを行い、日本の登山道が抱える課題や各地の取り組み、海外の国立公園の管理体制などを知ることで、翌日の作業がより意味深く、楽しい体験になるはずです。周辺のお散歩や地域の食材を使ったお食事もお楽しみ下さい。夕食は北杜山守隊のメンバーも一緒にいただきます。まさに”南アルプスユネスコパークをまるごと知って楽しむ”ワークショップ。皆さまのご参加をお待ちしております。

●日程:2024年9月15日(日)〜16(祝・月)9:30集合、翌日16:00解散
●場所:甲斐駒ヶ岳黒戸尾根
●集合/解散:尾白川渓谷駐車場  / 尾白川渓谷駐車場
※公共交通機関を利用される方は、小淵沢駅または長坂駅からタクシーで約20分(約4,000円)です。小淵沢駅から「MOUNTAIN TAXI」の運行がある場合があります。今後の情報をご確認ください
●料金:  55,000円(税込み)
※料金にはアグリーブルむかわの1泊2食付き(2-3名1部屋)の宿泊料金が含まれています。性別、家族・同行者で参加の方は、考慮致します。
※イベント参加に伴う傷害保険加入料を含みます。救助が発生した場合の救助費用の補償はありません。
※お支払いは、参加後に銀行振り込みをお願いします。
●定員:各回12名(最小催行5名)
●持ち物:ザック・登山靴・作業用手袋・ヘルメット・飲料・行動食及び昼食・防寒着・敷きもの・レインウェア・着替えなど
※ヘルメットは作業用でも登山用でも構いません。ご用意ない方へはお貸し出し致します(無料/予約不要)
●参加条件:黒戸尾根または、標高差2,000m以上の行程を日帰りで完登した経験があること
●その他:少雨決行。

【ツアーのポイント】
●登山道の環境保全について2日間にわたり学び・体験できます。登山道での観察や実際の作業時間が長く確保できるので、充実感・達成感の高い活動ができます!
●日帰りプログラムにはない屋内ワークショップを行い、登山道での観察振り返りや翌日の作業に関する説明だけでなく、日本国立公園の管理や、登山道保全の状況、海外の事例もご紹介します。登山道保全に関する知識が深まる楽しいプログラムとなっています!
●ご宿泊は”麓の山小屋”「アグリーブルむかわ」。チェックイン後は、甲斐駒ヶ岳麓の雰囲気・風景をお楽しみ下さい。周辺の散策、施設内のMOUNTAIN LIBRARYで読書やおしゃべりもオススメです。
●夕食は施設内「駒ヶ岳スキレット」で地産地消のお食事を、北杜山守隊と一緒に楽しみましょう!料理には南アルプス湧水を使用。美味しい水で育った北杜市が誇る幻のお米「武川米」や、自家農園で採れた新鮮な有機野菜の美味しさに感動すること間違いなし!南アルプスがもたらす恵みを感じると、保全活動に対する思いも強まります。

【行程イメージ】
1日目

2日目

【キャンセル】
本ワークショップは募集型企画旅行です。ご参加確定後のお客様のご都合によるキャンセルにつきましては、キャンセルポリシーに則り、手数料を申し受けいたします。詳しくはこちらをご確認ください。

【注意事項】
●健康に無理がない状態でご参加ください。
●上記行程は基本的なものであり、天候や進行によるプログラムの入れ替え、時間の前後が発生する可能性があります。
●少雨決行ですが、荒天時には中止や内容の変更をする場合があります。この場合、キャンセル料は発生いたしません。

【申し込み締切】
先着順とし、定員に達した時点で受付を締め切ります。
受付後、参加確定メールをお送りしますのでご確認ください。

【申し込み方法】:エントリーフォームに必要事項を入力の上、お申し込みください。
https://forms.gle/L6HA7qyUTV5rP6Up7

イベント企画 :一般社団法人 北杜山守隊、山本健一
旅行企画・実施:(株)ファーストアッセント


望月将悟さん
1977年静岡市井川(現静岡市葵区)出身。日本海から太平洋まで三つのアルプスを超える山岳レース・ (トランスジャパンアルプスレース)に参加。4連覇を成し遂げる。その後、2018年には行程中食料等を買わないで全て持っていくという無補給チャレンジを達成。2015年の東京マラソンでは40ポンド(約18キロ)の荷物を背負ってのフルマラソンのギネス記録を更新。その後も国内外の山岳レースで活躍を続け、現在も静岡県で現役の消防士、山岳救助隊員として日々、任務にあたっている。


山本健一さん
1979年 山梨県韮崎市出身
高校時代より登山を始める。大学1年生のとき初めて黒戸尾根に登る。
以降、何度も何度も登ることになる。そのおかげで
2008年日本山岳耐久レースハセツネカップ優勝。
2009年NHK小さな旅、甲斐駒ケ岳特集で出演。
2009年より海外の100マイルレースにチャレンジし入賞多数達成。
2019年高校教員を退職し、フルマークス所属のプロマウンテンアスリートとなる。
2022年山梨県境475km一周達成。