ツアーレポート
冬の黒戸尾根ツアーがスタート!
2019.12.24
昨シーズンもご好評いただいた冬の黒戸尾根ツアーですが、今シーズンもスタートいたしました。
今シーズンは、積雪量が少ない12月と1月は、1泊2日でのご案内となっております。第一回目の日程は、12月20日〜21日の週末で開催させていただきました。今回は4名の皆さまとご一緒でした。
ツアー催行時はまとまった降雪がなく、尾白川駐車場もご覧の通り。とても冬のツアーとは思えない景色でした。
道中も雪がなく、冬靴を履いているのが複雑な心境(笑)
刃渡りも雪がなく、、、
五合目もほぼ雪はありませんでした。
結局小屋まではほぼ雪を踏まずに到着しましたが、五合目から見えた黒戸尾根上部の様子は、雪をまとってこれまでと全く違う雰囲気となっていて、緊張感が高まります。
皆さま順調で、小屋でものんびりと過ごしていただくことができました。冬の期間だけ並ぶ北杜市の地酒を楽しみつつ、夕食後はプロジェクターにて山の映像を楽しんでいただき、山談義に花が咲きました。
登頂日は冬至。まだ真っ暗な中を出発しました。八合目御来迎場でもまだ暗く、日の出を待たずに先に進みました。天気は下り坂でしたが、幸いなことに登山には全く問題ありませんでした。
順調に高度を上げていって、二本剣の烏帽子岩では富士山まできれいに眺めることができました!
そして無事に登頂!
雲が多めでしたが、北アルプスや妙高の山々まではっきりと見渡すことができました。甲斐駒ヶ岳の頂上は本当に眺めが良いです。
さて、2日間のツアーはここからが核心です。これから標高差2200mを一気に下山しなければなりません。七丈小屋に戻って1時間ほど休憩をして、重たくなった荷物を担いで出発。長大な黒戸尾根のスケールは、疲れた下山に感じるものです。
雪のラッセルはありませんでしたが、落ち葉のラッセルをしながら無事に午後4時ごろ下山しました。皆さま本当にお疲れ様でした!
下山してまもなく雨が降り始め、甲斐駒ヶ岳では今シーズン初めてのまとまった雪となりました。秋から冬に移りゆく最後の2日間を楽しむことができました。現在はこの時の写真と大きく状況が異なりますのでご注意ください!